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彼がエリートではないことは、2つの意味で参考になる。1つめはウェブ業界で成功するのにエリートであることは必要不可欠ではないということだ。「大学を落第しそうだったやつでもできるなら、自分だって」というわけだ。もっと重要な点は、エリートではないからこそ見える視点があるということだ。例えば、Tumblrがブログという競争の激しいスペースで成功した理由に、「文章を書きたくないけどブログはやりたい」という人口の99%のニーズを満たしたことがあげられる。「文章は面倒くさいけど写真とか引用なら」というのは、きわめて大衆的で非エリートな視点だ。また、ブログでも書いているように、彼は常に成績よりも、何を学んでいるかに重点を置いてきたという。作文の課題を出された時に、無用な文を足して規定のページ数に到達させるよりも、ページ数が足りなくても簡潔でわかりやすい文章を提出したり、時間の無駄だと思った宿題はやらなかったそうだ。そりゃ成績も悪くなるわけだが、先に述べたように、彼がマルチな起業家に成長を遂げたことを考えると、成績という外的要素に捕われず、自分のやり方で学ぶということは、まんざら悪いことではない。